【保存版】オフショア開発で優秀なjavaエンジニアを見つける4つの方法

オフショア開発におけるjava技術者の存在は、近年世界でも注目されています。大学や専門学校でjavaのスキルを獲得するだけでなく、日本語などの外国語を学んだグローバルな人材が多く育ってきており、日本の企業でもオフショア開発で優秀な人材を確保する動きが活発化してきています。
オフショア開発でjava技術者を採用するならば、できるだけ優秀な人材を見つけて採用したいものです。
今回の記事では海外の優秀なjava技術者をオフショアで探す方法についてご紹介します。

現地の求人サイトで募集する

最も手軽に人材を見つけたいときは現地の求人系サイトに募集をかける方法があります。
求人サイトには業種別、技術別、希望給与別といったさまざまな要件によって多くの人材が登録されているので、自社の求める人材に合わせて募集をかけることができるのがメリットです。求めるポジション、提示給与などによっては予想以上にコストをかけずに優秀な人材を得ることができます。
現地の求人サイトにはjavaに精通したエンジニアも多く登録しています。そこでjava技術者採用の募集をかけて応募を募り、スキルレベルなどを吟味したうえで採用する人材を決めていきましょう。
現地の求人サイトで有名なものをいくつかご紹介していきます。
Vietnamworks
「Vietnamworks」はベトナムで最も大きな総合求人サイトです。
このサイトにはベトナムで働くほとんどのベトナム人が登録しているといわれています。「Vietnamworks」は2013年に求人情報メディアや人材紹介サービスなどを展開している日本企業「エン・ジャパン」に買収されています。エン・ジャパンはオフショア開発事業も扱っているので、その影響もあってかオフショア関連の事業規模はさらに拡大し、日本企業が優秀なベトナム人の人材を探しやすい環境になってきています。
Jobtown
「Jobtown」はベトナム国内向けのIT人材専門の求人サイトです。java技術者に絞って募集したいときに役立つサイトです。
「Jobtown」のメリットは“応募数保障プラン”がある点です。求める人材の獲得件数を保障するというもので、10件、20件、30件というふうに獲得件数を保障し、もしも希望した獲得件数に達しなかった場合は保障獲得件数との差額が返還されます。
要望に合った件数で依頼できる点、運営会社には日本人スタッフがいて日本語でもやり取りができる点など安心できる要素が揃っています。

人材紹介会社に依頼する

オフショア開発が一般的に行われている東南アジアの各国には、日系の人材派遣会社が多く存在しています。日系企業ですから当然、日本人スタッフが多く常駐しており日本語でのやり取りが可能です。また、これら人材派遣会社に依頼を行うと書類の作成から面接のセッティングまで細かに対応してくれるので、初めてアジアに進出した企業であっても安心して人材獲得を目指していくことができます。
これらの人材紹介会社の特徴としては、
・求人募集サイトよりもスキルやポテンシャルの高い優秀な人材を紹介することに長けている
・人材の獲得(採用)が決まった時点で初めて手数料が発生する(それまでは手数料は一切発生しない)
・手数料の相場は採用者に企業が支払う年収の約25~30%
といった点が挙げられます。
手数料についてですが、例えばベトナム人技術者に支払う月給が9万円だった場合、
¥90,000 × 12か月 × 0.25~0.3 = 270,000~324,000
ということになるので手数料は30万前後支払うことになります。安くはない金額ではありますが、本当に優秀なjava技術者を見つけたいということであれば、コストの安い求人サイトよりも人材紹介会社のほうが確実といえるかもしれません。
東南アジアにおける人材紹介会社をいくつかご紹介します。
ICONIC (アイコニック)
シンガポール、ベトナム、インドネシア、マレーシアなど幅広い範囲でニーズに合わせた人材紹介サービスを行っています。
https://iconicjob.jp/
AGSリクルートメント
地域を絞ったサービスはいくつかあり、こちらはベトナムに特化したものです。人材コンサルティングサービスを行っており、日本語業務、営業、エンジニアなどさまざまな分野で活躍できる人材を紹介しています。
http://www.ags-recruitment-jp.com/

社員からの紹介やヘッドハンティング

現地に進出したばかりの会社だとなかなか難しいかもしれませんが、交友のある企業や取引先相手の社員から優秀なエンジニアを紹介してもらうという方法もあります。
社員から紹介してもらえるならば、これほど安心して採用できることもありません。求人サイトでの募集などの場合、いくら履歴書や面接でチェックしても実際に働くまではその人物の真価は分かりません。しかし、信頼できる取引先企業からの紹介、交流のある社員がお墨付きを与えている人材の紹介であれば疑うことなく採用を決定できるでしょう。
長年現地でオフショアの仕事を続け、現地の企業の内情や人材の良し悪しなどについての理解があれば、そのなかから優秀な技術者をヘッドハンティングするという方法もあります。自身の目で見てその人物が信頼できる人材であると分かれば、これほど確実なものもありません。
東南アジア圏の人々の特徴は「給料の多さによってモチベーションが上下する」ということです。日本人のように「仕事へのやりがい」とか「キャリアアップ」というものへの関心は薄く、いかにたくさんの給料をもらえるかが仕事選びの基本となっています。東南アジア圏では離職率が非常に高いのはこうした背景もあるでしょう。よってヘッドハンティング交渉時に高い給料を提示するならば自社に来てくれる可能性は高まります。
逆に言えば東南アジアで「やりがい」「キャリアアップ」などを希望している人材をオフショアで探すのは難しいということになります。

自社コワーキングによるインバウンド採用

現地で自社コワーキングスペースを設置し、そこにエンジニアやデザイナー、さまざまな技術者が集う企画や勉強会、交流会を開いて人材を発掘するという方法もあります。コワーキングスペースのイベントで社内スタッフが登壇し、参加者たちに自社の取り組みやどのような人材を求めているかをアピールすれば、のちのちの懇談会や交流会で声をかけてくれたり、知人の人材を紹介してくれたりといった形につながることがあります。
現地でコワーキングを開催するメリットには以下のようなものがあります。
・勉強会や説明会に来る人の多くは仕事意欲のある人、熱意のある人が多く、優秀な技術者を見つけやすい。
・javaに特化したコワーキングを実施することでjava技術者が多く参加してくれる。
・コワーキングに参加した人がSNSで発信することで自社のブランディングにつながる。(認知度が上がり、“入社してみたい”という人が増える)
・会社の雰囲気、社風、仕事内容などを詳しく知ってもらうことでミスマッチを減らす。
優秀なjava技術者を採用したいということであれば、java技術者が興味を持ってもらえるようなイベントや勉強会を企画したり、外部からオーガナイザーを呼んだりしてjavaに特化したコワーキングを開催するのは非常に効果的ではないでしょうか。
驚くほどの能力を持った人物が参加するケースもあり、そうした技術者とつながりを持つことは将来的な有益な人材採用につながることもあります。

オフショアで優秀な技術者を探す方法はさまざまありますが、いずれもメリット・デメリットはあるでしょう。
どの方法が自社にとっていちばん合っているか、今自社が求める人材はどの方法によって見つけるのがベストか、コストに問題はないか・・・など多くの点を考慮したうえで選択する必要があります。
東南アジアはオフショアが当たり前に行われていますが、当然ながら良い人材もいれば不出来な人材がいることも確かです。どの方法であれば信頼できる技術者を採用できるか、細かに検討したうえでベストな選択を行っていきましょう。

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