5分で絶対にわかる!【ミャンマーオフショア】が注目されるワケとは

【目次】
はじめに

オフショア開発とは
ミャンマーオフショアの基本情報
ミャンマーでオフショア開発するメリット
ミャンマーでオフショア開発するデメリット
ミャンマーのおすすめ開発会社3選
おわりに

はじめに

「オフショア開発最後のフロンティア」として近年注目されているミャンマーですが、

「ミャンマーでオフショア開発するメリット・デメリットが知りたい」
「ミャンマーでおすすめのオフショア開発会社はどこ?」

などの疑問や不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ミャンマーでオフショア開発するメリット・デメリットや、ミャンマーのおすすめ開発会社3選を紹介しています。これからオフショア開発をしようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!

オフショア開発とは

オフショア開発とは、その言葉の通り、離れる(off)岸を(shore)=海外に、システム開発などの開発業務を委託する手法のことです。

オフショア開発の主なメリットとしては、日本よりも人件費の安い海外の人材を活用することによるコストの削減、IT人材の豊富な東安アジアなどのIT人材を自社の開発リソースとして取り込むことのできるIT人材の確保の2点があります。

かつては「オフショア開発と言えば中国」というくらい、中国でのオフショア開発がメジャーでしたが、急激な経済成長による人件費の高騰により、現在では新規オフショア開発案件の約8割が東南アジアというくらい、ベトナムやフィリピン、ミャンマーなどの人件費の安い東南アジアでのオフショア開発がメジャーになりました。

ミャンマーオフショアの基本情報

では早速、ミャンマーオフショアの基本情報を見ていきましょう!

国民性 まじめな人が多く、親日家。協調性もあり、チームワークを大切にする人が多い。
宗教 仏教徒が多い。
経済状況 2018年度のGDP成長率は6.69%。2015年から3年連続で対年比上回る順調な成長率を維持。
エンジニア単価 エンジニア一人当たりの月給は12~15万円。
エンジニア技術力 ICT学校も増えており、将来性は◎

ミャンマー人はまじめで温厚な人が多く、チームワークを大事にする文化があるため、仕事をするにあたり日本人との相性がとてもいいと言われています。
また、「オフショア開発最後のフロンティア」と呼ばれることからもわかるように、東南アジアの中でもまだそれほどオフショア開発が進んでいないことから、他の国と比較するとエンジニア単価が低く、人件費が安いことが特徴です。

ミャンマーでオフショア開発するメリット

ミャンマーの基本情報を頭に入れたところで、ミャンマーでオフショア開発をする具体的なメリットを3つ解説してきます!

日本人との相性がよい国民性

ミャンマーでオフショア開発を行う際に、日本企業にとって大きなメリットとなるのがミャンマー人の国民性です。ミャンマーはその発展のために日本が援助を行ってきたという歴史があることから親日感情が総じて強く、ビジネスにおいても「日本の企業なら信頼できる」という印象を持っている人が多いようです。
また、ミャンマー人の多くが仏教徒であることから、ミャンマーの人々は総じてまじめで礼儀正しいという性格を持ち、この点においても日本人と相通ずるものがあるといえるかもしれません。

人件費が安く、優秀な人材も増えている

人件費が安いという点もミャンマーでオフショア開発をする大きなメリットです。ミャンマーの場合、現時点での給与水準は日本の約5分の1となっていることから、現在オフショア開発地として人気のベトナムやフィリピンといった同じ東南アジアの国々よりも、安い人件費で必要な人材を集められます。
また、優秀な人材を集めやすいという点でもミャンマーでのオフショアはメリットがあります。ミャンマーでは、近年IT関係の学校がヤンゴン市内だけで100校以上設立されていることから、優秀なエンジニアやプログラマーが多く輩出されています。しかしながら、現在のミャンマーではこれらのIT人材を受け入れるための国内企業が少ないことから、日本企業によるオフショア開発への参加にも積極的な人材が多く、優秀な人材を集めるのに無駄な時間や手間がかかりません。

コミュニケーションがとりやすい

日本企業がミャンマーでオフショア開発を行う特徴として、他の東南アジアなどの国と比較してコミュニケーションが取りやすいというメリットもあります。その理由が、ミャンマーの公用語である「ビルマ語」です。ビルマ語は、その構造が日本語と似ている部分が多く、ミャンマーの人々は日本語を覚えるのが早いといわれています。
また、親日家の多いミャンマーでは、既に日本の大学入試レベルの日本語を習得している人も少なくないため、そのような人材を採用できれば業務をさらに円滑に進められるでしょう。

ミャンマーでオフショア開発するデメリット

ミャンマーでオフショア開発をするメリットについて解説してきましたが、ミャンマーにはオフショア後進国ならではのデメリットもいくつか存在します。この章ではミャンマーでオフショア開発をするデメリットも2つ解説します。

インフラ設備が不安定

ミャンマーでオフショア開発をするデメリットとして挙げられるのが、インフラ設備です。ミャンマーでは、まだ通信インフラが安定している地域が少なく、首都のヤンゴンでも時々停電してしまうことがあります。そうなると工数が増えてしまい、スケジュール管理が難しくなってしまいます。ミャンマーでオフショア開発をする場合には、余裕をもたせたスケジュールを組むことや、開発会社に自家発電機を常備するなどの対策が必要です。

オフショア開発の歴史が浅い

ミャンマーではオフショア開発の歴史が浅いことから、そのノウハウがまだありません。そのため、大規模で高度な技術を要する開発案件などの場合は、オフショア開発のノウハウが豊富な中国やベトナムの方がトータルコストを抑えられるというケースも多いようです。
現在ミャンマーでオフショア開発を行っている企業は、中国やベトナムの他にも新たなオフショア開発地を求めている大手IT企業などが多くを占めており、中小企業などの開発案件はすでにノウハウのある中国やベトナムに任せるところが多いようです。

ミャンマーのおすすめ開発会社3選

TECH FUN

東京都台東区に本社を構えるTECH FUN株式会社は2006年に設立し、その後2013年にミャンマーに拠点を展開、ミャンマーでは老舗のオフショア開発会社です。日本に本社があるため、基本的にはTECH FUNの日本企業がミャンマー現地と連絡をとりあいます。そのため、「オフショア開発が初めてでコミュニケーションをうまくとれるのか不安…」という企業にもおすすめできるオフショア開発会社です。
レストラン口コミアプリなどのアプリ開発から、勤怠給与計算システムなどの社内システムまで幅広い開発実績があるので、「ミャンマーだからオフショア開発のノウハウが足りないのでは…」という心配もありません。

社名 Tech Fun株式会社
本社所在地 東京都台東区東上野1-7-15 ヒューリック東上野一丁目ビル3階
TEL 03-5816-0331
公式サイト https://www.techfun.co.jp/

a bridge

a bridge(エーブリッジ)では、アジアにおけるIT人材の育成を掲げており、ミャンマーにおいてプログラミングやアプリ開発などのセミナーを開講しています。エーブリッジのミャンマーオフショア開発拠点はFROBO(フロボ)と呼ばれ、フロボにいるエンジニアは開発技術だけでなく、日本語の教育もすでに国内拠点の企業が実施しているため、直接日本語でのコミュニケーションが取れる点もエーブリッジでオフショア開発をする最大の魅力です。開発実績も豊富で、求人システムサイトや、アプリ開発、さらにはVRアプリなどの最新技術まで対応可能な、技術力に定評のあるおすすめ開発会社です。

社名 株式会社エイブリッジ
本社所在地 東京都渋谷区広尾1-3-17 オーツービル2F
TEL 03-6455-6898
公式サイト https://abridge-co.jp/index.html

Capital Knowledge

ミャンマーのオフショア開発会社の中では老舗の部類になるCapital Knowledge(キャピタルナレッジ)では、オフショア開発に対するノウハウが豊富です。独自のマネジメント方式による強いチームワークを持ち、現地日系企業との強固なパートナーシップがあるほか、約3日間の現地ミャンマー視察や、ミャンマーの不安定なインフラ設備に対する対策など、実際に現地で視察して、ミャンマーオフショアへの具体的なイメージをつけてから業務委託をすることができるという信頼できるオフショア開発会社です。
キャピタルナレッジでは、ECサイトの開発や、webアプリの開発など、最新の開発実績も豊富です。

社名 株式会社キャピタルナレッジ
本社所在地 大阪府豊中市北桜塚3-1-5
TEL 06-6843-1335
公式サイト https://www.capital-knowledge.co.jp/company.html

おわりに

ミャンマーのオフショア開発について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

  • ミャンマーの国民性は日本人と相性が良い
  • 東南アジアの中でも特に人件費が安い
  • オフショア後進国のため、インフラ設備はまだ不安定なところもある
  • ミャンマーにも実績の豊富なオフショア開発会社はある

現在のミャンマーには都市部でもライフラインが十分に整備されていない区域があり、停電も頻発するといったデメリットもあることから、オフショア開発ではそれらが大きなハードルとなることも考えられます。
しかしミャンマーという国自体は将来性が非常に高く、日本の国民性との相性もよいことから、オフショア開発の業務を進める上でのメリットは多く、日本企業がオフショア開発を行う地としては特に適しているといえます。将来的な利益にまで目を向けた根気強いオフショア開発ができれば、より多くのメリットを得られるでしょう。

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